申請用総合ソフトで半角スペースを見つける。

法務省が提供する登記申請のためのフリーソフト、申請用総合ソフト。チェック機能があり、ミスがあると黄色く表示されるのでとても便利です。が、一番困るのが「全角以外の文字を含んでいます」というエラー表示。

全角以外の文字を含んでいます

半角英数でデータ処理されるコンピュータで全角文字を使用するからこのようなエラーが返ってくわけですが…その話はさておき。英数や記号だと「目に見える情報」なので、辛うじて全角か半角を判断することも可能だと思います。しかしながら、これが半角スペースだと「目に見えない情報」なので、発見するには知識と経験が必要です(笑)

ネットで調べてみても良いウェブページやブログがヒットしなかったので、この半角スペースの謎(知らない人もいる)を解き明かし、探し出すために一喜一憂し、作業が全く進まなかった司法書士事務所もあるかと思います。そこで、喜屋武事務所では、申請用総合ソフトを使いながら「半角スペースを探す方法」を大公開したいと思います!!

登記すべき事項

今回は、うっかり半角スペースが紛れ込んでしまいそうな商業登記の別紙(登記すべき事項)を例に解説します。まず、エラーがあったページを開いてください。上記の画像を見ても分からないと思いますが、どこかに半角スペースがあります(笑)

次に、この画面を開いたままパソコンのキーボードにあるコントロール(Ctrl)キーを押しながら、Fのボタンを押しましょう。するとパソコン画面に以下の検索ウィンドウが表示されます。

検索画面

「大文字と小文字を区別する(C)」にチェックを入れ、検索窓にマウスを置いてクリック。カーソルがアクティブになったら、キーボードのシフト(Shift)キーを押しながらスペース(Space)キーを一度だけ叩いてください。すると、登記すべき事項に隠れていた半角スペースが黒く表示されるはずです。そこにカーソルを持っていき、バックスペース(BackSpace)キーで削除すればオッケー!

半角スペースの検索

ちなみに、Ctrl+Fの「F」はFindの「F」です。Shift+Spaceで半角スペースが入力できます。画像では「那覇」を新字体で入力していますが、実際に申請するときは外字入力してください(笑)

以上、知っていたらちょっとだけ便利なオンライン申請小技TIPSでした。

 

追加:半角スペースが複数ある可能性もあるので「次へ」をクリックして探してください。