Macで電子署名をする方法。

昨日の続き。JSignPDF Windows 版を使って PDF に電子署名することができたので、次は Mac 版で試してみることに。要領は同じだと思っていたのですが、これがまた一筋縄ではいかず、とてもややこしかった。

注意:試行錯誤の末、電子署名はできましたが残念ながら以下の方法での再現確認ができていません。私が以前施した独自の設定や気がついてない設定が影響して署名できた可能性もあります。ご注意ください。

司法書士電子証明書をキーチェーンにインストールする

まずは事前準備。利用ツールを起動。電子証明書ダウンロードツールを使って PIN を変更した司法書士電子証明書を Mac のハードディスクにコピーしてください。

拡張子が .p12 のファイルをクリックするとキーチェーンアクセス.appが起動するので、電子証明書のPIN(パスワード)を入力し、インストール。場所はログイン項目でいいのかな?

JSignPDfを設定する

JSignPDF for Macつぎに JSignPDF を起動。

キーストアタイプを PKCS12 ではなく、KEYCHAINSTORE に変更してください。キーストアファイルはユーザライブラリのなかの … Library/Keychains/login.keychain (他のファイルでもできたけど)に。キーストアパスワードは Mac のログインパスワード(アカウントパスワード)です。

つづいて、詳細設定表示のラジオボタンをクリック。

フレンドリ名はキーチェーンにインストールした司法書士電子証明書(利用会員氏名)をローマ字で入力。半角スペースの入力は Shift キーを押しながらスベースボタン。キーパスワードはインストールした電子証明書の PIN を入力。

最後にハッシュアルゴリズムを SHA1 にすれば設定はオッケー。入力、出力、可視署名設定は Windows のときと同様です。

JavaApplicationStubは、キーチェーンのキーを書き出そうとしています。Sign Itすると「JavaApplicationStubは、キーチェーンのキーを書き出そうとしています。」と表示されるので許可をクリックしてください。お疲れさまでした。

Macで電子署名する際の問題点

一件落着のようですが問題点もあります。出力された PDF に付与した電子署名を確認検証することは残念ながら Mac ではできません。でも、問題と言えばそれくらい。

SkyPDF Professional 2012でも電子署名できそう

ちなみに、設定を少しずつ変えた委任状を那覇公証センターで確認してもらったところ、送信された PDF の電子署名を公証センターで検証(手動)できれば問題ないとのことだったので、前回試してみた SkyPDF のエラーは私の設定ミスがあったのかも。

Mac でも作業ができます!

以上で登記に関する作業は Mac でもできるようになりました。しかも無料で。申請用総合ソフトは未だ対応していません(対応する予定もないと思います)が、商業・法人以外は書面申請なので特に問題なし(笑)

なお、LibreOffice の機能拡張については負荷がかかりそうなので試していません。もし上記の方法で電子署名できない場合は最新の Java をインストールしてみてください。

私の OS は OS X Mountain Lion 10.8.3 です。何かのヒントになれば幸いです。

追加

バージョンアップして表示されなくなった場合はコントロールキーを押しながらタップしてコンテクストメニューの中にある「パッケージの内容を表示」から Contents > Resources > Java > JSignPdf.jar から起動すると表示されました。バグなのかな?

 

追加

JsignPDFは公的個人認証サービスの拡張子が対応されてないため残念ながら使えないようです。変換できないか調べてみましたがよくわからず。。キーチェインズに入れたらできるのかな?

追加

“JsignPDF.app”は壊れているために開けません。”ゴミ箱”に入れる必要があります。というメッセージが表示されてたら「すべてのアプリケーションを許可」にしてください。