Adobe Creative Cloud で会社設立の敷居はさがるかも。

Adobe Creative Suite の終焉

Adobe がソフトウェアのダウンロード購入を終了し、2013年6月より Creative Cloud年間プランへ完全移行するそうです。

えーっ!?移行はいいけど Acrobat はどうなるの?電子署名するためだけに Creative Cloud を購入しないといけないの?と気になり、念のためサイトをチェックしてみると、Acrobat は製品版をしばらく購入できるようですね。

PDF署名プラグインの方も Acrobat XI に対応したようで、ホッと一安心。ついでに付け加えておくと、色んなソフトが使うことができる Creative Cloud だけではなく、使いたいソフトのみを単体で年間購入することも可能です。

Creative Cloud は Mac でも Windows でも気にしないで使えるのが売り

さて、ここからが本題。この Creative Cloud を普段利用するクリエイターの方々が購入することによって何が変わるのでしょうか。

Creative Cloud だと Mac や Windows と言った機種を問わずにソフトを利用することができます。(複数のマシンへのインストール

今までは自分で電子定款を作成しようと思っても Acrobat の Windows 版を購入しなければいけませんでした。Creative Suiteに入っている Acrobat(Mac 版)で電子認証できずに泣きながら Windows 版を購入した方もいると思います。

賛否両論あるかもしれませんが、Creative Cloud はそんな気苦労から解放される夢のようなプランなんです。今まで敷居の高さから法人登記はせずに細々とフリーランスで活動していたクリエイターの方々もじゃあ、いっちょ代表取締役になってみるか!と新たな一歩を踏み出す…かもしれない(笑)

会社設立には当然ながら責任が伴うものなので軽はずみなことは言えませんが、起業したいと思った方ができるだけ費用をかけずに登記できるようになるんです。数年前、数ヶ月前と比べて敷居が下がるのは確実です。

じゃあ、司法書士は必要ないの?

念のため付け加えておくと、司法書士に依頼すると登記に関する様々なことを検索し、繋げる手間と時間が大幅に短縮することができるほか、気になる点や分からないことを気軽に相談できるので安心感が違います。

また、インターネットを活用した事業や東京や大阪などの大都市での起業ではなく、地域に密着した業種や職種の場合、地元で暮らしている人しか知らない特殊な事情を雑談から得ることができます。特に沖縄県では他府県と文化が大きく異なるので生きた情報を仕入れることはとても有益だと思います。はい。

以上、業務で使うことがない司法書士事務所には全く関係ないけど、Mac で電子定款認証というページを見て書かずにはいられなくなった Mac ユーザからのお話でした。

あと、誤解されると困るので書いておきますが、私は Creative Cloud を使ってないので、おそらく登記申請に使えるであろうというかなりアバウトな情報です(笑)

ついでなのでぼやき

申請用総合ソフトの Windows 8 での動作確認ができたそうです。法務省は申請用総合ソフトの Mac 版を開発するか、ウェブベースの申請方法(閉鎖された法務省オンライン申請システムみたいな感じ)を模索したらいいのにな。申請用総合ソフトに慣れちゃって、やり方を忘れてるけど。。