法務省が提供する申請用総合ソフトを複数で利用する!

法務省の「登記ねっと 供託ねっと」というサイトからダウンロードできる申請用総合ソフトというフリーソフト。申請者情報を登録し、ソフトをWindowsパソコンへとインストールすれば、誰でも登記申請が可能(電子証明書が必要)です。

喜屋武事務所では、各ソフト会社が提供する登記専用の業務ソフトではなく、上記の申請用総合ソフトを所内すべてのパソコンへインストールし、職員全員が申請書を作成できるようにしています。

複数人で申請用総合ソフトを利用する方法については上記サイトの「共同利用について」というページに記載されていますが、ちょっと分かりにくいので、喜屋武事務所の活用方法を以下で紹介してみたいと思います。

なお、当事務所では、以下で紹介する方法の関してのトラブルは一切の責任を負いません。自己責任でお願いします。

 

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フォルダ整理術。

職員一人につきノートパソコン一台も当たり前の時代。データをネット上のサーバに置き、いつでもどこでも情報を引っ張りだせるクラウド社会へと突入しているそうです。

が、小規模の喜屋武事務所では一台のパソコン上に顧客データを置いています。それをサーバのような感じで共有し、各々のパソコンから読み込んでいます。

一人でデータを管理しているのであれば自分が分かりやすいようなタイトルをつければオッケーですが、数人で使用する際にはある一定のルールが必要となります。フォルダ名には申請日、権利者、義務者を記載するなど。

しかしながら、文字だけの画面はとても見づらいんですよね。その問題を視覚的に解決してくれるのが「Folder Marker Free」というフリーソフト。登記申請中は緑色、登記完了は青色、書式は赤色というようにルールを決めていれば、右クリックのコンテキストメニューから簡単にフォルダの色を変更できます。

とても便利です。日本語化もできるようです。

追加:Windows 7ユーザはFoldericoを。XP版もあるので乗換えました。日本語化もできるようです。

 

 

オンライン物件検索で保存したファイルが取り込めない。

最新のパソコンやウェブブラウザをご使用であれば特に問題はないです。

が、インターネットエクスプローラのバージョンが6以下の方はオンライン物件検索でデスクトップに保存したファイルが「申請用総合ソフト」や「かんたん証明書請求」で読み込めない場合があります。その原因は拡張子

拡張子とはザックリと説明するとファイルを判別するための印です。なので、データのお尻を見れば、どのソフトで作成されたファイルか、どの種類のファイルかが分かります。ワードで作成されたファイルは「.doc」という拡張子が付与され「.mp3」という拡張子があれば、音声データであることが分かるワケです。

で、ダウンロードしたファイルをよく見ると、地番の後ろには「.tmp.xml」という二つの拡張子があるはず。申請用総合ソフトやかんたん証明書請求へ物件を取り込むには「.tmp」という拡張子でないと読み込めないので「.xml」を削除しましょう。

まず、物件検索で保存したデスクトップのファイルへカーソル(矢印)を持っていって右クリックから「名前の変更(M)」を選択し反転。キーボードにある矢印キーの右(→)を1回押すと反転が解除されカーソル(|)が表示されるので「.xml」の四文字分のバックスペースキー(Back Space)を4回押して削除してください。

xmlxml

削除したことを確定するエンターキー(Enter)を押すと以下のようなアラートが表示されますが、気にせず「はい」を選択すればオッケーです。

xml

 

ちなみに。ファイルを請求書へ取り込む際にも変更は可能です。参照をクリックした後に表示される

xml

物件を選ぶときに、表示される画面から同じように右クリックから「名前の変更(M)」を選択し反転。

xmlxml

カーソルを右へ移動し、Back Spaceを4回押したあとにEnterを押せば、そのまま取り込めます。

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