LibreOfficeで外字を挿入する方法。

以前書いた「法務省の戸籍統一文字情報を利用して書面申請書に外字を挿入する」のLibreOfficeのバージョン。だいたい似たような感じなので、これと言って説明を加えることもありませんが、1つだけ注意点があるので追記。

まずは法務省の戸籍統一文字情報から外字を検索し、コンピュータ内に分かりやすい英字で保存しておいてください。拡張子は何でも構いませんが、とりあえずPNGでオッケーです。

ファイルから画像を挿入メニューバーの挿入から画像 > ファイルから…をクリックし保存した画像データを読み込む。

右クリックから画像を編集読み込んだ画像にポインターを置き、右クリックから画像を選択。

折り返しなし折り返しタブから「折り返しなし」を選択。

トリミング表示倍率つぎに、トリミングタブを開き、表示倍率の幅と高さをそれぞれ8%(MS P 明朝 12ポイント)に設定し、OKボタンを。

ここまではWordと似たような感じなので問題ないと思います。Wordと異なるのは文字と修正したデータを置き換えるのではなく、文字に修正した画像データを重ねるという点です。色々と試してみましたが、これが一番違和感ないかな?という印象。

外字を挿入上が入力した文字で、下がその上に画像を重ねたものです。繰り返しになりますが、、調査する担当者が外字に気づかない可能性は否定できないので、気になる方は申請書の外字以外のフォントを予め明朝体以外のものにしておいた方が親切かもしれません。

 

 

LIbreOfficeで文字の均等割付けをする。

LibreOfficeへ移行するにあたっての問題点。それが「文字の均等割り付け」です。文字の間隔を広げることはできますが、ポイント(pt)表示なので文字数で把握しづらいのがネック。

空欄を入れてそれっぽく誤摩化したり、表を挿入し両端揃えにしたりする方法もあるようですが、ちょっとめんどくさい(笑)

てなわけで、Google先生に聞いてみるとOpenOffice.org日本ユーザー会のメンバーがマクロを使った均等割付けのエクステンションを公開していました。

文字の均等割付マクロ

プログラムについては無知なので、一見すると何が何だかわかりませんが、リンクページの下にある「JapaneseJustify.oxt」をまずダウンロードしてください。

機能拡張マネージャーダウンロードしたファイルをダブルクリックすると機能拡張マネージャーが立ち上がるので、そのままプログラムをインストール。もし自動でLIbreOfficeが起動しなければ、ツール > 機能拡張マネージャーからインストール可能だそうです。

ツール>カスタマイズつぎに、均等割付けのためのボタンを設置します。ツールからカスタマイズをクリック。

ツールバー追加カスタマイズのツールバータブをクリック。書式設定のツールバーに追加します。保存先がLibreOffice Writerになっていることを確認し、追加をクリック。 JapaneseJustifyマクロ追加範囲の項目からLibreOffice マクロ > マイマクロ > JapaneseJustify > Module1をクリックすると8つのコマンドが表示されるので、Kintoを選択し、追加ボタンを押したあとに閉じるボタンを。

名前を変更とアイコンの変更そのままでも構わないですが、見栄えがよくないのでアイコンと名前を変更し、場所をわかりやすい位置へと移動。キャン事務所ではアイコンをスマイルマークにし、名称は「文字の均等割付」に。場所は両端揃えの後ろに配置しました。

文字の均等割付割付ボタンを押すとこんな感じになります。ちなみに、マクロで均等割付けしているので JapaneseJustify.oxt をインストールしていない LibreOffice、Microsoft Wordでも均等割付けされています。

また、メニューバーへ同マクロを追加したい方はカスタマイズからメニュータブの書式のなかにある「セクション」の下に保存してください。メニューに追加しているとAlt+(O)+(K)とキーボード操作するだけで割付ウィンドウが表示されるので便利です。キーボードの順番からオッケー(OK)と覚えてください(笑)

なお、追加した名前と場所は上記リンクにある「均等割付サンプルテキスト.odt」を参考にしています。

 

 

作者のはにゃ?さん、satoさん、鎌滝さん、この場を借りて御礼を申し上げます。ありがとうございました。

追加

(注意)LibreOfficeを3.6.5から4.0にアップグレードすると使えなくなるようです。

解決しました! > LibreOffice 4で文字の均等割付ができるようにマクロを修正する。

 

 

文字化けするリッチテキストをLibreOfficeで開くには?

無料ソフトであるLibreOfficeの弱点はいくつかありますが、一番困ったのがリッチテキストの文字化け。拡張子が「rtf」で保存されているテキストのことです。文字が読めないことには話になりませんからね。

とりあえずの解決策としてMicrosoft Wordでリッチテキストを開いて、文章を全て選択(Control+A)し、書式を全てクリアに。で、名前を付けて保存。保存する拡張子の形式はもちろんWord形式の「doc」ですよ。

これにて一件落着…って、あれ??改めて確認すると法務省のサイトで配布されている登記申請書の雛形って、一部リッチテキスト形式になってるじゃないですか。。

てなわけで、キャン事務所で修正してみました。お気軽にダウンロードしてください。変な箇所で改行があると思いますが、手を加えずに修正しているので、それは大目に見てくださいな。

 

追加:どうやらLibreOffice 3.6.3からはリッチテキスト形式でも文字化けせずに開くことができるようです。

 

 

LibreOfficeで内容証明のテキストを作成する。

内容証明テストインターネットから内容証明郵便を差し出すことができる電子内容証明郵便サービス(e内容証明)という方法もありますが、ここでは無料の文章作成ソフトとして知られるLibreOffice(3.6)を使って内容証明の雛形を作成する方法を書いてみたいと思います。

LibreOfficeオプション設定まずはオプション設定の確認。ツールからオプションを選択。

原稿用紙モードを解除するLibreOffice Writerの全般から文字の罫線に正方形のマスを使用する(原稿用紙モード)のチェックが外れているか確認する。

スタイルと書式設定つぎに、メニューバーの書式からスタイルと書式設定を表示します。キーボードの上部にあるファンクションキーのF11を押してもオッケーです。

選択スタイルから新規作成上にあるページスタイルのタブをクリックし、標準をクリック、右上のボタンをから選択スタイルから新規作成をクリック。標準から右クリックでも新規作成は表示されます。

スタイルの作成すると、スタイルの作成という表示がでるのでスタイル名を内容証明とし、OKボタンを。

ページスタイル設定変更スタイルと書式設定に表示された内容証明を右クリックし変更を選択。

行数と文字数行数と文字数のタブをクリックし、赤枠の通りに設定すると画面上に罫線が表示されるはずです。もし、表示されない場合は表示されるまで罫線の表示という項目を弄ってみてください(笑)

ドキュメントテンプレートの保存まだ終わりじゃあありません。ファイルからドキュメントテンプレート→保存を選択。

新しいドキュメントテンプレートすると、新しいドキュメントテンプレートというウィンドウが立ち上がるので自分のテンプレート内に内容証明というタイトルで保存します。お疲れさまでした。

スタイルの読み込みこの雛形を利用する場合は、、新規の文書ドキュメント時にF11を押してスタイルと書式設定を表示。右上にあるボタンからスタイルの読み込みをクリック。

ページスタイルを読み込みウィンドウ下に表示されているページにチェックを入れ、保存した内容証明を読み込めばオッケーです。読み込んだページスタイルが表示されない場合はユーザー定義のスタイルから探してください。

Mac版では読み込んだ内容証明のページスタイルをクリックするだけで罫線が表示されますが、Windows版では表示されず。どうやれば表示できるかを再現しようと何度も試していますが、よくわかんない。うーん。
日本語文の体裁上の設定方法を理解できた方は段落スタイルにある日本語分の体裁も内容証明という名前で上書き保存し、読み込む際にページとテキストにチェックを入れれば改行時の処理も設定可能です。

 

 

PowerBook G3をSSDに換装しました。

PowerBookをSSDに換装通称 Pismoで呼ばれている手持ちの PowerBook G3のハードディスクを SSD(Solid State Drive)にし、メモリを1GBに換装してみました。

当初 OSに Fedoraを使う予定でしたが、Mac OS X 10.4(Tiger)が快適に動作したのでTenFourFoxLibreOfficeをインストール。TenFourFoxはつよろぐさんが日本語化されているのでそちらからダウンロード(ありがとうございます)

LibreOfficeも日本語化されているので、Main installerと Translated user interfaceをダウンロード。インストールした LibreOfficeを日本語化しようとすると LibreOffice Language Pack.appが動かないではありませんか!

こりゃ困ったってことで Google先生に聞いてみるとバグ??Mac PPC版で日本語化できない。という投稿を見つけ無事に日本語化できました。が、ちょっとだけわかりづらい部分があったので私の方から補足説明。

LibreOfficeのパッケージの中身のContentsフォルダを…

パッケージの内容を表示
Macintoshでアプリケーションの中身を見るにはアプリケーションを選択してcontrolキーを押しながらクリックするとコンテクストメニューが現れるので「パッケージの内容を表示」で中身を見ることができます。

…フォルダをバックアップ先に指定して…

Sync!Sync!Sync! をダウンロードした後にフォルダを指定するには Contentsフォルダのある場所を知ってないと指定できない(笑)んですが、フォルダを掴んでそれぞれにドラックアンドドロップ(D&D)してもOK!バックアップ元とバックアップ先は間違えないでくださいね。

これでまた数年は使えるはず。次は…G4化にチャレン…いやいや(笑)

 

 

追加:Wegener Mediaではアップグレードサービスを2013年に終了した模様。現在、Pismo のCPUをG3からG4へとアップグレードしてくれるのは高知県にある丸真商店さんのみだそうですよ。

 

今昔文字鏡。

先輩から伺いました。株式会社エーアイ・ネットという会社が提供している今昔文字鏡というフォント集になるのかな?ソフトウェア??かなり昔からあったようで、現在では漢字16万字が扱えるとか。驚愕!

文字鏡研究会もあり、TrueTypeフォントSVGフォントがダウンロードできるようになっています(注意:フォントのダウンロードについて)

この研究会からだしているパソコン悠悠漢字術今昔文字鏡徹底活用という書籍には11万字が収録されているCDROMが付属しているそうです。お得!

オンライン申請には使えないと思いますが、Wordで申請書を作成するんだったらわざわざ戸籍統一文字情報から引っ張らなくても済むかも。未調査。

申請用総合ソフトも文字鏡フォントサーバみたいなシステムを導入してくれたら申請書がきちんと表示されるから助かるんだけどな。。

参考までに島根県立大学e漢字データベースも。

 

 

文書作成のソフトが無料でゲットできます。

法務局へ登記申請するための文書を作成する司法書士事務所には欠く事のできないOffice。オンラインから電子申請することも可能ですが、書面申請もまだまだ必要です。

Officeといえば、パソコンを購入したらいつの間にかインストールされているMicrosoft Officeのことでしょ?と思っている方も多いかもしれません。気がつけばいつの間にかパソコンの中にあるので、OSに付属しているソフトウェアと勘違いしがちですが、実は結構いいお値段するんです。

事務所に3台のパソコンあれば、3枚のインストールディスクを購入しなければなりません。複数ライセンスを購入するという手もありますが、所内のパソコン全てが同じスペック(動かないこともある)とも限らない。どちらにしても高い。

そこで、喜屋武事務所ではMicrosoft Officeと同じように使える無料のオフィスとしても有名なOpenOffice.orgから派生したLibreOfficeの導入を目下検討中。Microsoft Officeで作成したワードのファイルも開きますし、Windows版、Mac版、Linux版を提供しているというのも大きな魅力の一つ。

が、たまに今まで作成したワードファイルを開くと文字化けすることがあるのが唯一の難点か。拡張子が.docのMS Word 97形式で保存するんじゃなくて、全てODF形式(.odt)に統一したら文字化けはしないかな?事務所以外とデータのやり取りをすることも殆どないので、特に不都合もないはずだけど、、、悩むね。

 

ちなみに、Google Docsという選択肢もありますが、こちらはオフラインでは使えないのでアウト(笑)

過払い請求用、利息計算フリーソフト。

…厳密に言えばソフトではないのですが(汗)

喜屋武事務所では、民事法研究会が発行している「Q&A 過払金返還請求の手引に付属している利息計算ソフト「利息制限法に基づく法定金利計算書」というExcelファイルに入力して債務整理の引直し計算をしています。

この編者、名古屋消費者信用問題研究会のサイトに行くと同じファイルがありますので、興味のある方はダウンロードしてみてください。作者は東京弁護士会の角田淳弁護士。この場を借りて、ありがとうございます。

ちなみに、使用方法は簡単なExcelの知識とちょっとしたコツが必要です(笑)

なお、このExcelファイルをフリーソフトのOpenOfficeLibreOffice(ともにMac版)で開いたらExcel独自のマクロを使っているせいかキチンと反映しない場合がありますので、MicrosoftのExcelでの使用をオススメします。Numbersもアウトでした。私はMicrosoft Office 2011のExcelで使っています。

 

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