LibreOffice 4で文字の均等割付ができるようにマクロを修正する。

Windows 7への移行で久しぶりに均等割付の紹介ページを見ていたら、機能拡張制作者の一人である M.Kamataki さんから大変ありがたいコメントが。

Kamatakiさんからのコメント

マクロのうち「”標準”」を「”Standard”」に変更すれば、動きます。

私は素人なので意味がちんぷんかんぷん。コメントを何度も何度も何度も読み返し、方法を模索、違いを観察しました。で、見事に解決できたのでその手順を紹介します。ちなみに、LibreOffice のバージョンは最新版の 4.2.2 となります。

ダイアログの管理

まず、編集するマクロを選択します。ツールからマクロ→ダイアログの管理をクリック。

マイマクロの編集

モジュールのタブへ移動し、マイマクロの中にある JapaneseJustify からModule1を選択し編集をクリック。

%22標準%22を%22Standard%22に修正し保存

oParagraphStyle = oParagraphStyles.getByName("標準")

93行目に記載されている”標準”を”Standard”に修正して保存。あとは前回の投稿記事のとおりにマクロを追加すればオッケーです。もし、探せない場合は「標準」で検索してみてください。

 

それでも修正できないぞ!という方。JapaneseJustify が「マイマクロ」のなかではなく、「LibreOfficeのマクロ」のなかにインストールされていませんか?

機能拡張をどのユーザーの環境にインストールしますか?それは機能拡張をインストールする際に「すべてのユーザー」を選択しているからです。JapaneseJustify を「このユーザーのみ」で再インストールしてください。私もこれでハマりました(笑)

ブログから失礼だとは思いますが、M.Kamataki さんコメントありがとうございました。大変勉強になりました。

 

MacでJapaneseJustifyを有効にすると文字の均等割付がおかしくなる

ちなみに、Mac 版の LIbreOffice 4 でやると理由はわかりませんが均等割付のマクロがキチンと動作しません。

Macで文字の均等割付をする際に起こる不具合の回避策

 

そんな場合でも焦らず急がず慌てずに。均等割付したい語句の後ろにスペースを入力したら問題ないと思います(笑)

 

追加

気がついたら JapaneseJustify がバージョンアップされ、LIbreOffice 4 でも使用できるようになっていました。上記に書いた「すべてのユーザー」でインストールしても利用可能です。合わせて感謝です。

ツールメニューにアドオンが見つからない(涙)

 

 

 

Apache OpenOfficeをインストールしてみた。

ApacheOpenOfficeでの均等割付LibreOffice 4.0から文字の均等割付が何故かできなくなって俄然やる気がなくなっていましたが、MacBook Pro に Apache OpenOffice 4.0をインストールし、以前の記事通りに設定するとできました。パチパチパチ。

ちなみに、Apache OpenOffice だと IPAmj 明朝をインストールしていれば異字体を表示できるとのことなので試してみましたが、Mac版の対応はまだのよう。残念。

念のため LibreOffice 4.1をインストールしてみましたが、やっぱり文字の均等割付はできず。うーん、、こりゃあ、Windows のバージョンアップは見送って、乗り換えしかないのかな?(ダウングレードするのが面倒なので Windows にはインストールしていない)

 

 

JSignPDFを使ってPDFに無料で電子署名する。

昨日、Creative Cloud の話を書いたあとではありますが。

電子署名する方法は Acrobat だけじゃない!

今まで電子定款の PDF に電子署名する方法は Acrobat にプラグインをインストールする方法しかないと思い込んで諦めていました。業務で何度も使用するとは言っても、やはり高額な Adobe Acrobat。比較的安価な SkyPDF もありますが、それでも料金は発生するわけで。

ネット検索でも法律相談でもテレビ視聴でも。無料でサービスを提供することには理由があります。また、サービスに見合った対価を支払うということは「損」ではありません。なので私は無料だからベストだとは全く思いません。しかしながら、キャン事務所で使っている Acrobat では Mac から電子署名できない(電子署名は Windows 版のみ)のが一番の悩みのタネ。

ということで調べてみると、、、JSignPDF という便利そうなフリーソフトがあるではないですか!!Windowsはもちろん、Macintosh、Linuxにも対応しています。しかも日本語にもローカライズされているとな!早速試してみよう!

Windows 7 に JSignPDF 1.4.4 をインストール

英文なので詳しくはわかりませんが、元々は JavaScript というプログラム言語を使った OpenOffice.org のための機能拡張だったようで。oxt ファイルもありましたが、とりあえず Windows 用の最新版 JSignPdf_setup_1.4.4_wjre.exe をダウンロード

インストール方法は割愛します(笑)インストーラーを起動し、ラジオボタンを Accept に変更すればあとは流れのまま。

PDFとして直接エクスポート電子署名する前に電子署名をする PDF を予め準備してください。Word 文書を PDF にする方法はたくさん方法がありますので、各自で調べてみてください。キャン事務所では LibreOffice のツールバーにある「PDFとして直接エクスポート」のアイコンをクリックしました。

PDFに電子署名してみよう!

まずは Windows 版の使用方法から。日本司法書士会連合会の提供する電子証明書利用ツールを起動し、電子証明書が使えるようにしておきます(一応)

JSignPDF (version1.4.4)JSignPDF を立ち上げ、キーストアタイプを「PKCS12」に。参照ボタンからキーストアファイルを Gidtool のcertフォルダにある電子証明書を選択。電子署名する入力ファイル PDF を選択し、電子署名後に書き出すファイル名を出力欄に保存。ファイル名は日本語でも特に問題ないようです。 可視署名設定

可視署名をするにチェックを入れ、設定ボタンをクリック。職印のJPEGデータを読み込みます。あとで感じたのですが、このJPEG印影画像はイメージ項目ではなく背景イメージ項目に設定し、署名のフォントサイズを10.0からできるだけ小さい値にした方が見栄えはいいですね。 位置の確認位置の確認をクリックするとマウス操作で任意の場所に電子署名を付与することが可能です。設定が全て完了したら「Sign It」をクリック。

JSignPDF出力コンソールJSignPdf 出力コンソールに「Finished: Signature succesfully created.」と表示されれば電子署名はオッケーです。Windows XP でも同様に使うことができました。

今のところ Acrobat の製品版をダウンロード購入できますが、もし近い将来 Acrobat が年間プランに変更になるんだとしたらこれに変えてもいいかもしれないな。

参考までに

電子署名の規格については登記・供託オンライン申請システムにあるお取扱い可能な電子署名付きPDFファイルのページを参考にしてください。

 

 

追加

JsignPDFは公的個人認証サービスの拡張子が対応されてないため残念ながら使えないようです。変換できないか調べてみましたがよくわからず。。

 

書面申請用にIPAmj明朝をインストールする。

来る X デーに向けて IPAmj 明朝をパソコンへインストールしておくことに。

IPAmj 明朝とは文字情報基盤整備事業が作成した約6万文字を収録するフォントで、誰でも無料で利用することができます。この6万文字のなかには当然ながら戸籍統一文字も含まれているので、外字も表示入力することができます。

しかしながら、それは双方に IPAmj 明朝がインストールされていることが大前提。片方にインストールされてないと表示されません。また、入力するためにはちょっとしたコツと IVS(Ideographic Variation Sequence)に対応するアプリケーションが必要です。

IPAmj明朝をインストール インストールする方法はとても簡単。ダウンロードページから ipamjm00201.zip をダウンロード→解凍し、ipamjm.ttf をクリック→インストールするだけ。

IPAmj明朝で外字を挿入ちなみに、フォントを IPAmj 明朝にして那覇の画像データを挿入するとこんな感じ。挿入後にサイズを12pt、折り返しなしで設定。簡易検索システムからダウンロードしたPNGファイルは透過ファイルなので、県と市の間に全角スペースを2つ入れています。

外字を挿入したのがわからないくらい違和感がなく自然ですね。調査する担当者が気づかないと困るので、外字には鉛筆で目印を付けておいた方が親切かもしれません。

なお、LIbreOffice や Apache OpenOffice も近い将来 IVS に対応予定とのことですが、それまで待てないという方はインストール後に Windows 7のメモ帳で試してみて下さい。

異体字を画像として利用する方法 – LibreOffice

素人の私は違和感なく見えるように「LibreOffice で外字を挿入する方法」という記事を書きましたが、日本OSS推進フォーラムが提供しているPDFにあった方法も備忘録として書いておきます。

挿入した画像の設定画像データを保存し、挿入するまでは同じ。挿入した画像をダブルクリックすると表示される設定にサイズを12pt(pt表示にするにはツール > オプション > Libreoffice Writer > 全般 > 使うサイズをポイントに変更)

アンカーを「文字として」に。位置の縦を「中央」基準を「行」に設定。

日本OSS推進フォーラムの方法で外字を挿入設定するとこんな感じで表記されます。どっちがいいかな??

ちなみに、異体字の検索は法務省の戸籍統一文字情報ではなく(経済産業省の)文字情報基盤整備事業簡易検索システムを利用している模様。

 

LiberOffice 4.0.2だと文字の均等割付ができない。

LibreOfficeのエラーLibreOffice の新しいバージョンがリリースされているのでMac版をアップグレードしてみました。すると、文字の均等割付ができなくなってる…。

範囲を正しく指定してくださいこれは困った。マクロの名前を修正してみたり、Javaオプションを変更したりと試行錯誤してみましたが、Dialog1自体が消えているという状況。JapaneseJustify を再インストールし以前と同じように割り当ててみても状況は変わらず。どういうことだろ?うーん。

LibreOffice のバグなのか、システム変更の影響で JapaneseJustify のマクロ自体が使えなく(加筆が必要?)なったのか。もしくは別の機能拡張ツールとバッティングしているのか。私にはマクロの知識がないのでちと辛い。

ApacheOpenOfficeでの均等割付Windows版も同じかはわかりませんが、最悪は Apache OpenOffice への乗り換えも検討しなければ。今のところMac版の3.4.1で使えています。Apache OpenOffice 4.0のリリースは2013年6月だそうなので、とりあえずは様子見で。

詳細は不明ですが、LibreOffice で均等割付をしている方は更新を控えた方がよさそう。

追加

解決しました! > LibreOffice 4で文字の均等割付ができるようにマクロを修正する。

 

 

 

LibreOfficeから袋とじ印刷をする。

たまにしか使わないので備忘録として。

段組み設定最近ではA4サイズの契約書もあるようですが、A3サイズやB4サイズもまだまだ現役。以前作成したWord文書をA3やB5の書類に作りかえて段組み設定をしてもいいけれど、再調整が手間。

Wordで気軽にできた袋とじ印刷をLibreOfficeでもやりたい。袋とじ印刷する方法をずっと悩んでましたが、印刷設定の項目にその答えがありました。

印刷設定ファイル > 印刷(Contl+P)から印刷のダイアログボックスを表示。用紙サイズをA4からA3(またはB5からB4)に変更するためにプロパティをクリック。印刷の向きを縦から横に変更し、OKボタンを。

ページレイアウト設定ページレイアウトタブをクリック。シートのページ数を「1」から「2」へ変更すれば袋とじ印刷が可能です。2ページ目に印刷したい場合は1ページ目に白紙を置いて下さい。

Macでの袋とじ設定Mac版からの場合は印刷処理項目で用紙サイズを変更し、レイアウト項目でページ数を増やして下さい。

 

大切な金消の物件記載を他人任せにして恐くないのかな?

 

 

 

LibreOfficeの活用マニュアル。

LibreOfficeで始めるオープンソース
JA福岡市ブログにLIbreOfficeのマニュアルが公開されていたので紹介します。

「LibreOffice」マニュアル」編集用odtファイルを公開しました
「ExceltoCalcマクロ移行マニュアル」pdfファイルを公開しました

とても素晴らしい取組みですね。LibreOfficeがスタートしてから2年余。キチンと設定しているにも関わらずレイアウトが崩れたりするその原因の多くは操作方法を熟知せずに俺流の使い方を通そうとするユーザだったりします(笑)

喜屋武事務所でも職員に配り役立ててみたいと思います。ありがとうございます。

年賀状向けにこんな情報も追加しておきます。

 

 

印鑑に関する届出(ods形式)ボツ

印鑑(改印)届書LibreOffice には挿入した画像データを背景へ設置できる便利な機能があります。

法務省で公開している商業・法人用の雛形がLibreOfficeで使いづらいので画像を背景に送り込み、セルで入力できる雛形をods形式で作成してみました。B5サイズです。

ちなみに、Excelでも開くことはできますが、Excelにはない機能なので反映はされません。登記事項証明書はかんたん証明書請求で事足りているので作成する予定はありません。

 

 

もし、使用している環境でレイアウトが崩れている場合はツール > ドキュメントの保護 > シート から保護を解除し、印刷範囲内に収めるようセルを移動するか、表示 > ツールバー > 図形描画で表示される選択ツールで選択し、挿入した画像の大きさを変更してみてください。

配置した画像データは別にした方がいいのかな?

追加

改印届を PDF で作成し直しました。