以前、法務省が公開した登記情報提供システムへの質疑応答を見て感じたパスワードに関する記事。記事には273日後と書きましたが、よく考えてみたら90日も待たなくて良いことに気がつきまして(笑)登記情報提供サービスがリニューアルされたのを受けて実際に試してみることに。
ちょっと把握しづらいかもしれないので、新しい登記情報提供サービスで使用する14文字のパスワードを「shihoushoshi47」に設定。ちなみに、登記情報提供サービスで使用するパスワードは全てローマ字でも構わないのですが、出来るだけ間違えないように数字(47は沖縄県という意味)を含めています。
まず、このパスワードを「shihou・shoshi・47」の3つのキーワードに分解し、組み合わせでパスワードを6つ作成!
- shihoushoshi47
- shihou47shoshi
- 47shihoushoshi
- shoshishihou47
- shoshi47shihou
- 47shoshishihou
1日目。ログイン後、請求情報受付メニューから利用者情報変更→本人情報変更→現在のパスワード「shihoushoshi47」を確認。
2日目。ログイン後、現在のパスワード「shihoushoshi47」を入力し、新パスワードと新パスワード確認欄に「shihou47shoshi」を入力。
3日目。ログイン後、現在のパスワード「shihou47shoshi」を入力し、新パスワードと新パスワード確認欄に「shihoushoshi47」を入力すると「新パスワードと新パスワード確認が一致していません」というエラー表示。次に新パスワードと新パスワード確認項目に「47shihoushoshi」を入力。
4日目。ログイン後、現在のパスワード「47shihoushoshi」を入力し、新パスワードと新パスワード確認に「shihou47shoshi」を入力すると「新パスワードと新パスワード確認が一致していません」というエラー表示。続いて「shihoushoshi47」を入力してみると同エラーが表示されずに登録することができました。
(残りのパスワードは使用しなかった)
以上の実験結果から法務省が記載した「過去3世代前までの同じパスワードは使用できない」という文章は「現在のパスワードを含めてパスワードが3つあればオッケー」ということが分かりました。
しかしながら、業務といえども3ヶ月ごとに12桁の長いパスワードを3つ覚えて使い回すのは大変なので、今回試してみた感じで比較的覚えやすい任意のキーワード3つ(全部で12文字以上14文字以内)ランダムに組み合わせると使い勝手も向上すると思います。お試しください。
※なお、パスワードを保存するブラウザからアクセスする場合はパスワードを変更した後に登記情報提供サービスから一旦ログアウトし、変更したパスワードを直接入力し、再度ログイン。その際にパスワードを更新しておくと安心です。
※上記のパスワードはあくまでも仮のパスワードで、喜屋武事務所では上記のパスワードは使用していませんので悪しからず(笑)
追加:上記の説明で分かりづらい方はコチラも参考にしてください。