ローマ数字の登記について考える。

登記・供託オンライン申請システムで使用できない文字かなり前にローマ数字が機種依存文字なので登記には使用できないというエントリーを書きました。

登記・供託オンライン申請システムで使用できる文字が、改めて申請者操作手引書を確認すると使用できる文字のなかに「英数字(全角及び半角)」とあるではないですか!?

何が言いたいのかというと、与那原家Ⅱだと機種依存文字が含まれているので登記はできないが、与那原家IIや与那原家IIでは登記が可能だということ。登記が可能だということは、この方法で登記している人がいるかもしれないということ。

うーん、、もしかしたら、、ローマ数字は外字として扱うのではなく、アルファベットを並べて申請する方がベターなのかな?実際のところはどうなんだろう?表記する方法が3種類あるって悩ましい。

チャンスがあれば法務局の見解をこっそり確認してみようっと。

 

ちなみに、与那原家を例にあげたのは特に深い意味はありませんので悪しからず(笑)

[map addr=”那覇市鏡原町10-20″ width=”580px” height=”300px” zoom=”20″]

 

本支店一括登記申請の手数料はどうするの?

支店登記の印紙貼付け方法

支店を一括申請で登記する際、以前は登録免許税の収入印紙とは別に手数料を登記印紙で支払っていましたが、オンラインで申請する場合は申請用総合ソフトから出力した登録免許税納付用紙に登録免許税と一緒に貼付してオッケーとのことです。

 

 

 

オンライン申請の受付の遅延

かんたん証明書請求照会内容確認

【重要】不動産登記及び商業法人登記のオンライン申請の受付の遅延について(午前9時2分)

本日,午前8時30分から,不動産登記及び商業・法人登記のオンライン申請の受付が遅延する状態が続いています。現在,原因等調査を行っておりますが,状況が変わり次第,利用時間・運転状況欄にお知らせいたします。

ご利用者の皆様には大変ご迷惑をお掛けし,お詫び申し上げます。

 

あらら。急ぎの登記申請がある司法書士事務所は大変だな〜。申請用総合ソフトにログインすらできない状態が続いています。ちなみに、かんたん証明書請求に記載されている申請番号の最初の8桁は日付です(笑)

受付代行システム送信先エラー

あっ!これは良い機会だと思い立ち、申請用総合ソフトをオフラインで起動、送信先を登記オンライン申請受付代行システムに切り替えて再度申請してみましたが、「受付代行システムに送信することができない申請様式が選択されています。障害等復旧後,「登記・供託オンライン申請システム」へ送信してください。」という謎の送信不可のエラー表示…。

なんじゃそれ??なんか操作方法を間違ったかな?

 

 

 

供託、成年後見登記、電子公証等のオンライン手続が移行。

【お知らせ】供託,成年後見登記及び電子公証手続のオンライン申請等の取扱いの開始について

登記・供託オンライン申請システムは,本日午前8時30分から,供託,成年後見登記及び電子公証手続のオンライン申請等の取扱いを開始しましたので,お知らせします。

【重要】法務省オンライン申請システムの廃止について(平成24年1月10日)

  1. 法務省オンライン申請システムの廃止に伴う各手続の申請・届出について
    【司法試験受験願書関係手続】
    司法試験受験願書関係手続は、司法試験予備試験手続について、平成24年1月17日(火)から同月23日(月)まで申請を受け付けます。なお、1月24日(火)から同月31日(火)までは、上記の受付期間までに受け付けられた申請の補正のみを受け付けます。
    【その他の手続】
    その他の手続については、平成24年1月6日(金)までに受け付けられた申請の補正のみを受け付けます。
  2. 電子公文書の取得について
    法務省オンライン申請システムにおいて、取得していない電子公文書がある場合、法務省オンライン申請システム廃止後は取得することができなくなりますので、平成24年1月31日(火)20時までに取得してください。なお、法務省オンライン申請システムで申請を受け付けた不動産登記、商業・法人登記、動産譲渡登記、債権譲渡登記、供託、成年後見登記及び電子公証手続に係る電子公文書を取得していない場合につきましても、上記の期間内に取得してください。
  3. 法務省オンライン申請システム廃止に伴うプログラムの削除について
    法務省オンライン申請システムをご利用いただくためにインストールした「法務省オンライン申請システム Ver1.20」につきましては、法務省オンライン申請システムが廃止となる平成24年1月31日(火)20時以降、ご利用者様においてアンインストール (削除)を実施していただきますよう、お願いいたします。
    なお、「法務省オンライン申請システムVer1.20」のアンインストールにより、JRE 6 update 26が不要となった場合には、JRE 6 update 26についてもアンインストールしていただきますようお願いいたします。スタートメニュー→コントロールパネル→「プログラムの追加と削除」 (WindowsXP)または「プログラムのアンインストール」(Windows7・Vista)から、「法務省オンライン申請システムVer1.20」 および「Java(TM) 6 Update 26」を選択の上、アンインストールを実施願います。

 

昨日から登記・供託オンライン申請システムの申請用総合ソフトを使って供託手続、成年後見登記手続、電子公証手続(電子定款)が利用できるようになりました。供託申請であれば専用ソフトをインストールすることなく、インターネット上でも利用できる(要アカウント)ようです。以前の法務省オンライン申請システムは廃止になります。

 

 

オンライン申請における申請情報の作成方法について

別件で調べものをしていたら…私も気になっていたことについて、京都地方法務局から京都司法書士会への興味深いPDF文書(平成23年7月19日付)を発見しました!PDFではなく補足説明が明記されたウェブサイト等を探してみましたが、ちょっと見つからなかったので、勝手ながらこちらへ転載してみます。(注意:読みやすいように一部修正を加えています)

 

オンライン申請における申請情報の作成方法について(依頼)

平素は,当局の登記事務につきまして,格別の御理解と御協力を賜り厚くお礼申し上げます。
さて,オンライン申請システムにおいては,申請情報を利用して登記情報に編集できる仕組 みとなっているところ,申請情報を登記情報に編集するためには一定のルールに従う必要があ ります。
今般,当局では,オンラインで提供された申請情報を積極的に利用して登記情報を編集し,より適正・迅速な事務処理を推進することとしました。
つきましては,申請情報を登記情報に編集するためのルールを下記のとおりまとめましたので,貴会会員各位に周知していただき,当該ルールに従った申請情報を作成した上でオンライン申請をしていただきますようお願い申し上げます。

  1. 各項目の表記(入力方法)について
    1. 基本的に空白や改行は使用しないでください(ただし,2,3を除きます)。
      氏名

      • (誤)法郎(は空白(スぺース)を表します。)
      • (誤)法務太郎
      • (正)法務太郎
        ※カタカナで氏名を入力する場合も同様です。

      • (誤)ジョンスミス
      • (正)ジョンスミス

      住所

      • (誤)大阪市中央区谷町一丁目1番1号
      • (誤)大阪市中央区谷町一丁目1番1号パーク谷町101号
      • (正)大阪市中央区谷町一丁目1番1号パーク谷町101号

      原因

      • (誤)平成23年4月1日売買
      • (正)平成23年4月1日売買
      • (誤)平成23年4月1日金銭消費貸借
        平成23年4月1日設定
      • (正)平成23年4月1日金銭消費貸借平成23年4月1日設定
    2. 登記名義人の住所等の変更登記で,原因が2つ以上ある場合は,改行してください。
      • (誤)年月日住所移転、年月日住居表示実施
      • (正)年月日住所移転
        年月日住居表示実施
    3. 根抵当権の債権の範囲の表記について
      債権と債権の間は,中点(・)ではなく空白を入れてください。

      • (誤)銀行取引・手形債権・小切手債権
      • (正)銀行取引手形債権小切手債権
  2. 債権額・極度額の表記について
    金額は,億・万を用いて表記するとともに,千の単位でカンマ(,)を入れてください。

    • (誤)金150000000円
    • (正)金1億5,000万円
  3. 利息・損害金の表記ついて
    小数点は,中点(・)で表記してください。

    • (誤)年3.75%
    • (誤)年3、75%
    • (正)年3・75%
  4. 本店の表記について
    1. 会社・法人の本店等については,登記事項のとおり表記してください。
      (登記事項に都道府県名の表記がない場合又は空白の表記がある場合を含みます。)。
    2. 住所における町名の丁目の表記は,固有名詞のため,漢数字で表記してください。
      • (誤)3丁目
      • (正)三丁目
    3. 住所中の-(ハイフン)について
      「ー」(長音記号)及び半角の「-」(マイナス)ではなく,全角の「–」(マイナス)を使用してください。ただし,マンション名・ビル名等は「ー」(長音記号)を使用してください。

      • (誤)パ-ク谷町1番1-101号
      • (正)パーク谷町1番1-101号
  5. 共有持分の表記について
    持分の分母が万の単位より大きい場合は,億,万を使用してください。 なお,この場合千を超えてもカンマ(,)の表記は不要です。

    • (誤)持分1,234,560,000分の7,890
    • (正)持分12億34656万分の7890
  6. 登記の目的
    登記に記載する内容と同一にしてください。

    • (誤)共有者法務太郎持分全部移転
    • (正)法務太郎持分全部移転
    • (誤)所有権登記名義人表示変更
    • (正)所有権登記名義人住所(氏名)変更
  7. その他
    (根)抵当権の抹消登記又は追加設定登記で,既登記に共同担保目録がある場合は,「不動産の表示」欄の追加する「物件の種別」のプルダウンメニューから「共同担保」を選択して共同担保目録の番号を入力してください。

 

とても勉強になりました。ありがとうございます。ちなみに、タイトルには「オンライン申請における」とありますが、電子申請だけでなく、書面申請でも同じように記載した方がよさそうですね。

 

 

オンライン申請の弊害(銀行)

他府県での状況はどうなのでしょうか?登記・供託オンライン申請システム申請用総合ソフトを利用して、オンライン申請をする際の一番のウイークポイント。抵当権設定や根抵当権設定といった登記には欠く事のできない金融機関との連携があります。

まず、銀行より預かる委任状のひな形には「登記識別情報通知の暗号化および復号化に関する一切の件」という記載がないため、オンライン申請には使えません。加えて、最近では訂正印の押印を渋る金融機関も多いため、オンライン申請から急遽紙申請へと切り替えることもしばしば。

たとえ無事にオンラインで申請できたとしてもまだまだ安心はできません。先日、投稿した那覇の外字問題。銀行側では「ExCar-000C6E1.bmpExChar-000064BB.bmp」を把握できないからとの申し出で、申請用総合ソフトから出力した受付のお知らせ(受領証)に一筆添えるというハプニングが発生しました(笑)

人間がやることなので、支店長の方針や担当者によってもその対応は異なると思いますが…こういった情報を共有する作業って、司法書士事務所の仕事?沖縄県司法書士会の仕事?法務局の仕事?沖縄県銀行協会の仕事?銀行サイドにも業務上の都合があるかもしれませんが、一日も早い相互理解が深まることを願っています。

 

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オンライン申請について感じること。

どうでもいい個人的なぼやきです(笑)

インターネットの通信網を利用してコンピュータから登記申請する。にも関わらず「何故、全角英数と半角英数の二種類の文字を時と場合によって使用するのか」という素朴な疑問。

恐らく…パソコン上のデータを登記事項証明書という紙媒体へと出力する際にレイアウトが崩れるというのが大きな理由だと想像しますが…法務局が今以上にオンライン申請を普及させたいと願うのであれば…

  • 現在の登記事項証明書のレイアウトを見直す
  • 申請用総合ソフトで使用する文字を全角英数と半角英数のどちらかに統一させる

べきではないでしょうか。パソコン上の処理で全角英数を使うって聞いたことありませんけど…。もしくは漢数字での記載を改めて見直してみるとか(笑)

 

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オンライン申請、インターネット決済の落とし穴!

先日、インターネット決済についての記事を書きました。が、忘れていた案内があるので少し補足します。

ネットバンク経由で登録免許税を決済をした場合、取下や補正のさいに生じた過誤納は税務署から直接申請人の口座へ返却されます。これは代理人の口座を介して支払った場合であっても同様です。

これは困った(笑)

法務局に問い合わせると、代理人が還付金を受領するには「還付通知請求・申出書」と申請人からの「委任状」が必要とのこと。再使用は不可。…ということなので、喜屋武事務所ではオンライン申請のインターネット決済は見送り、通常通り収入印紙での納付に切り替えました。

司法書士の身勝手な都合かもしれませんが、便利なようで不便なシステムですね。うーん(笑)

 

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オンライン申請の外字について2

数日前、「オンライン申請の外字について」という日記を書きましたが、その後すぐにちょっと困ったことが。。

皆さんは機種依存文字という言葉をご存知でしょうか?

ザックリと説明しますと、機種依存文字とは「使っている機種が異なると表示されなくなる文字」のことです。多くの方が使用しているパソコンの大部分がWindowsというOSなので、気にしなくてもいいと思う方もいるかもしれませんが、相手が別のOS(Mac OSChrome OSUbuntu OSなど)だった場合、意思疎通が噛み合なかったり些細なトラブルに発展することがあります。

…話を戻して(笑)申請用総合ソフトを利用して登記申請を行おうと思っていたら、権利者のアパート名に「II」というローマ数字があるではありませんか!!ウェブ上であればローマ字の「I」を重ねてそれっぽく見せることも可能ですが、登記だとどうでしょう?

早速、戸籍統一文字情報のサイトで検索してみたのですが、見つからない(涙)渋々、自分で作成しました。ついでなので、IからXまで作成しています。もし、必要な方がいればご自由にご活用くださいね♪フォントはMS明朝です。

ローマ数字1ローマ数字2ローマ数字3ローマ数字4ローマ数字5ローマ数字6ローマ数字7ローマ数字8ローマ数字9ローマ数字10

 

追加:気になったことがあるのでローマ数字の登記についてのエントリーを書いてみました。こちらも併せてどうぞ。

 

オンライン申請の外字について。

普段、何気なく使用している文字。実生活ではちょっとした違いや勘違いがあっても気にしない人も多いですね(笑)

しかしながら本人であることを戸籍や印鑑証明書で調査確認し、登記簿(データ)へと記載する登記は「ちょっとした違い」のために「所有者本人ではない」と弾かれてしまうことがままあります。

そうならないためにも、私たちは正確な情報を法務局へ申請書を提出するのですが、パソコンから登記申請するオンライン申請の場合、文字変換しても出てこない「外字」があるため煩わしさを感じる人も多いようです。

法務省が提供する「戸籍統一文字情報」というサイトで簡単に外字の画像データを得ることができます♪(注:申請用総合ソフトは画像をbmpという拡張子でしか取り込めないので、以下の行程はInterner Explorerからアクセスして行ってください)

 

まず、上記サイトの検索条件入力画面から「那覇」の「は」を入力すると…

戸籍統一文字情報入力例

 

ありました!!

 

戸籍統一文字情報検索戸籍統一文字情報「覇」

この「覇」の上にマウスを持っていき、右クリックから「名前を付けて画像を保存」を。保存する場所(マイピクチャ)を指定し、ファイル名を変更(分かりやすい英字がいいと思います)してください。

次に「ファイルの種類」をクリックし「PNG」から「ビットマップ(bmp)」に変更し、保存ボタンを押せば準備オッケー。

 

あとはオンライン申請の申請用総合ソフトを起動し、外字を読み込んでください。お疲れさまでした(笑)